プレスリリース

2024.12.05 プレスリリース   

ITエンジニアの6割以上が生成AIを活用していない?!paiza、累計会員数「81.3(パイザ)万人」突破を機に「ITエンジニア大解剖2024」を発表

ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」を運営するpaiza株式会社は、2024年12月に累計会員数が81.3(パイザ)万人を突破いたしました。

この機会にpaiza会員に調査を行い、その調査結果を「ITエンジニア大解剖2024」として発表いたします。



今回のITエンジニア大解剖2024では、「勤務・就業環境編」「ライフ編」「キャリア編」「生成AI編」の4カテゴリで調査を行いました。

就業時間や服装ルールなどの就業環境から、生活や将来に対する考え、キャリアの始まりや今後に向けた志向、生成AIの導入実態などあらゆる角度から"大解剖"いたします。

詳細は以下をご確認ください。





フレックスタイム制で働くITエンジニアは4割未満

柔軟な働き方が求められている一方で、業務的にフレックスを取り入れやすいITエンジニア職でもこの結果となりました。

服装ルールに縛られているのは約3割

過半数以上が自由な服装で業務を行っている結果となりました。もはや服装ルールを定めるのは時代遅れなのかもしれません。

業務端末OSはWindowsが圧倒的1位

MacはUnix系OSであり、Webサーバーやデータベースなどの基本的な開発環境があるためWeb開発にはMacの方が良いとされていますが、Windowsが2位のMacに3倍以上の差をつける結果となりました。





ワークライフバランス、ライフ重視が7割超

労働力を確保するためには企業が個々人の生活に焦点を当てて物事を考える必要があることが改めて浮き彫りになりました。

年収500万円以上でも、将来に対する不安があると回答した人は7割超

全国平均給与461万円(※1)を上回る年収500万円以上の人でも将来への不安は大きいと感じており、実際に投資を実施している人は8割超となりました。





チャレンジしやすいITエンジニア

理系のイメージが強いITエンジニアですが、文系出身者も35%を超える結果となりました。また、ITエンジニアのうち、社会人になってからプログラミングを学び始めた人は4割を超えています。もちろん個人の努力が前提とはなりますが、ITエンジニアは学生時代の経験を問わず、チャレンジしやすい職業と捉えて良いと考えます。

ITエンジニアはやりがいのある職業?!

ITエンジニアを「続けたくない」と思っている人はわずか5.7%となりました。ITエンジニアは大多数にとってやりがいのある職業と言っても良いでしょう。





約半数が生成AIを導入

生成AIの利活用に一番近いポジションであると想定されるITエンジニアであっても生成AIの導入は半数にとどまりました。

生成AIを活用していないITエンジニアは6割以上

生成AIを導入しているITエンジニアのうち活用実感がある人は70%となりました。つまり、実際に生成AIを活用しているITエンジニアは全体の4割に満たない結果となり、6割以上の人が活用していないことが明らかとなりました。

コーディング・コードレビュー/構築フェーズが生成AIを活用しやすい

生成AIが導入されているフェーズランキングは1位が「コーディング・コードレビュー/構築」38.9%、2位が「テスト計画・テスト設計」14.3%、3位が「企画構想」10.6%となりました。

1位「コーディング・コードレビュー/構築」が2位の「テスト計画・テスト設計」に約2.7倍の差をつける結果となり、現時点では「コーディング・コードレビュー/構築」フェーズが圧倒的に生成AIを活用しやすいと考える人が多いことがわかりました。



■全体考察・所感

2023年度の厚生労働省の調査によるとフレックスタイム制で働く労働者割合は 10.6%(※2)という結果が出ています。これに対し、本調査では38.7%のITエンジニアがフレックスタイム制で働いているということが明らかとなりました。

また、ワークライフバランス向上を目的とした会社の取組みがあると答えた方の具体的な事例として「中抜けが可能」「時間の融通が利く」といった就労時間の自由度を上げる取組みついての回答が多く集まっていました。

これらの結果から、ITエンジニアと「就労時間の自由度を確保する制度やルール」は相性が良いことがわかります。

ITエンジニアを採用し定着を促すためには、フレックスタイム制をはじめとした「就労時間の自由度を確保する制度やルール」の導入が採用成功要素のひとつであるとも言えるでしょう。

また、ITエンジニアのキャリア志向として、管理職へのキャリアアップを望んでいないと回答した人が78.9%にのぼっています。

こちらは厚生労働省が調査した61.1%という結果(※3)と比較し、17.8ポイントも上回る結果となりました。

管理職になると一般的に責任が重くなることや役割が増えることからワークライフバランスのライフを重視する傾向があるITエンジニアにとって、管理職としての働き方に魅力を感じていない方が多いのではと推測されます。

そしてITエンジニアの管理職はマネジメント能力のみで業務を遂行するのが難しく、技術力とマネジメント力両方が必要と考える人が大多数の93.1%にものぼっています。

ITエンジニアのマネジメント層の採用に多数の企業が苦難しておりますが、マネジメント層においても業務難易度と柔軟な働き方を加味した組織制度設計を行うことが候補者への訴求に繋がると考察いたします。

生成AIを導入しているITエンジニアは約半数にとどまる結果となり、生成AIを導入している企業で働くITエンジニアであっても活用実感がないと答える人が30%もいることがわかりました。

総数で統計を取るとITエンジニアの約6割が生成AIを活用していないという実態です。

日本は少子高齢化が進みGDPの減少と国際競争力の低下が予測されています。これを回避するためには、2030年までに労働生産性を2.5倍にする必要があると言われています。(※4)生成AIの導入が必ずしも生産性向上に繋がるわけではありませんが、生産性向上における有用な手段の一つではあるため、当該調査結果を元に各企業が自身の生産性に関する課題について改めて向き合うきっかけになることを願っています。

 

(※1)国税庁 平均給与

(※2)厚生労働省 令和5年就労条件総合調査_概況

(※3)厚生労働省 平成30年版労働経済の分析-働き方の多様化に応じた人材育成の在り方について-第3節 第2-(3)-27図 役職に就いていない職員等における管理職への昇進希望等について

(※4)経済産業省 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果



■調査概要

テーマ:ITエンジニアの実態調査(勤務/キャリア/ライフ/志向性等)

調査期間:2024年10月17日~10月31日

調査方法:インターネットによる調査

調査対象:ITエンジニア職専門の転職・就職・学習プラットフォーム「paiza」登録者のうち学生を除く全会員

有効回答数:388



■累計会員数81.3万人突破キャンペーン概要



ユーザーの皆様へ日頃のご愛顧に感謝を込めて「累計会員数81.3万人突破キャンペーン」を開催いたします。

概要:期間内に「paizaスキルチェック*」でコードを提出し正解するなど、一定の条件を満たした場合に、Amazonギフト券が最大81万3千円当たるガチャ引換券を進呈いたします。このガチャ引換券1枚につきガチャを1回回すことができ、回したその場で1~3等とハズレが判明します。

期間:2024年12月5日(木)11:00~12月19日(木)23:59

対象:2024年12月5日(木)10時以前にご登録いただいた既存paiza会員

※最大81.3万円分を当選者に配分する山分け方式となります。

※当選は確率および抽選によって行われるため、当選者が現れない場合があります

キャンペーンの詳細はこちら:https://paiza.jp/entertainment/skill_check_gacha

「世界を変えるのは、異能だ。」と考えるpaizaでは、「異能をのばせ。」をコンセプトに「人と企業に絶え間ない成長を促す唯一無二のプラットフォーム」作りを行っています。今後ともこのプラットフォームを通じて、IT人材を採用する企業、IT人材を育成する教育機関、IT人材として活躍する・活躍を目指す個人に役立つサービスの提供を行ってまいります。

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