プレスリリース

2024.10.16 プレスリリース   

paiza、ITエンジニア志望学生の「就職活動実態調査(26卒版)」を発表。新卒で就職した企業に定年まで勤めたいと考える学生は減少傾向

 ITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」を運営するpaiza株式会社は、ITエンジニア職専門の就職情報サービス「paiza新卒」(URL:https://paiza.jp/student)登録者で2026年度卒業予定のITエンジニア志望学生を対象にアンケートを実施し、「就職活動実態調査(26卒版)」を発表いたします。

■インターンシップへの希望参加形式・期待すること

本選考に有利になることや早期選考に招待されることを重視する25卒の学生に対し、26卒の学生は、

就業型インターンシップへの参加を希望する学生が多くなっています。

実務経験を重視する学生が25卒と26卒で比較すると29.5pt差もあり、仕事で必要なスキルの把握は13pt差、仕事の理解や把握は9.8pt差と25卒と26卒でインターンシップに対する志向性の違いがみられます。

■希望職種について

どのような職種を希望するかについて、26卒の学生は25卒と比較すると

SE・PM職以外のさまざまな専門職を志望する傾向がみられました。

また、25卒と26卒を比較するとセキュリティエンジニアの人気が上がってきている結果となっております。昨今の情報漏洩事故の報道を受けてセキュリティエンジニアのニーズが高まっているという認知が学生の間にも広まってきている影響と推測されます。


■転職を見据えて就職する学生の傾向

新卒で入社した企業に何年勤続したいか、という質問に対して、「まだわからない・考えていない」という回答が25卒は37.6%、26卒が41.1%と25卒、26卒共に約4割であった一方で

4~6年以内と回答した割合が25卒、26卒共にその次に多い結果となりました。

定年までと回答した学生は25卒が7.5%、26卒に至っては4.4%という結果でありファーストキャリアで選んだ企業に長く務めたいと思う学生の少なさが目立つ結果となりました。

入社後のキャリアステップイメージについては、同じ会社で担当するタスクや職域がかわるイメージを持つ学生が一定数いる一方で、転職や独立をイメージしている学生も25卒は4割程度、26卒は3割程度いることがわかりました。

こういった学生のうち、次のキャリアステップへの移行時期のイメージを聞いたところ、4~6年以内と回答した人が25卒も26卒も多く、学生のうちからキャリアステップの時期感についてある程度考えている学生が多いことがうかがえる結果となりました。


■本調査を通した全体考察

本調査を通し、ITエンジニアを志望する学生はインターンの時点からスキルや実務経験を重視していることや、ファーストキャリアで選んだ企業への勤務期間イメージ、希望する職種の専門多様化傾向からジョブ型雇用への過渡期であることがうかがえます。

また、25卒・26卒を比較した際により専門性の高い職種への希望が増えており、企業側としては職種採用を推し進めるのは勿論、個人のキャリアを考慮した人事制度設計が採用のキーポイントとなってくるのではないでしょうか。

キャリア志向・ジョブ型思考に移行しつつあるITエンジニア志望学生の意向を汲み取ったうえで採用活動や人事制度を整えていくことが未来のITエンジニア人材を確保する要と言っても過言ではないと本調査を通して考察いたします。

【調査概要】

テーマ :「paiza新卒」登録者の就職活動実態調査(26卒版)

調査期間:2024年7月8日~8月2日

調査方法:インターネットによる調査

調査対象:ITエンジニア職専門の就職情報サービス「paiza新卒」登録者のうち

     2025年度卒業予定の学生152名、2026年度卒業予定の学生208名(合計360名)

「世界を変えるのは、異能だ。」と考えるpaizaでは、「異能をのばせ。」をコンセプトに「人と企業に絶え間ない成長を促す唯一無二のプラットフォーム」作りを行っています。今後ともこのプラットフォームを通じて、IT人材を採用する企業、IT人材を育成する教育機関、IT人材として活躍する・活躍を目指す個人に役立つサービスの提供を行ってまいります。

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