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2021.01.19 プレスリリース   

【2022年卒理系学生向け就活意識調査】コロナ禍で「就職活動の時間は増加」も「企業選びの情報が足りない」オンライン中心の就職活動で悩む姿が浮き彫りに

paiza株式会社は、2022年卒業予定の理系学生向けに、コロナ禍における就職活動に関するアンケートを実施しましたのでお知らせいたします。

■調査結果の概要
・大学の授業や説明会などがオンライン化されたことにより、就職活動の時間自体は増えていると回答する学生が多数となった。
・一方で、新型コロナウイルスの流行による就職活動での悩みや困りごとを聞いた質問では、「友人との情報機会が減った」(49.5%)、「説明会などが減り、企業の雰囲気がつかみづらい」(43.8%)といった「就活に関する情報が得られない」ことへの悩みが上位に入った。活動量自体は増えているにもかかわらず情報不足に悩むといういびつな状態となっている。
オンライン選考についての質問では、説明会、1次面接、2次面接以降、最終面接と段階を経るにしたがってオンライン形式での実施を希望する人の割合は小さく、対面形式を希望する人の割合は大きくなった。オンラインメインでの就職活動でも実際に対面して企業を見極めたいという学生が多いことがうかがえる。

■コロナ禍以降、就職活動にかける時間は「増加」が多数
コロナ禍以降に進んださまざまなオンライン化によって、多くの学生が就職活動にかけられる時間が増加したと回答しました。

「オンライン化によって、説明会や選考に参加するための移動時間がなくなり、活動時間が増えた」が48.6%だったほか、外出が減ったことによって就職活動にかけられる時間が増えたとの回答が上位に並んでいます。
また、「コロナ禍で学校の授業にどんな変化があったか」の質問では「以前より楽になった」が50.5%と過半数を占め、「以前より大変になった」(21.0%)を大きく上回りました。このことからも、学生の可処分時間は増加傾向にあることが分かります。

■一方で、「情報不足」と「求人数減」に悩む学生たち
コロナ禍での就職活動でどんな困りごとや悩みがあるかを聞いた質問では、「友人との情報交換の機会が減った」との回答が49.5%で最多となりました。次いで「求人数が減ったのではないかと不安に感じる」が45.7%で続いています。

22年卒学生は就職活動にかけられる時間が増えているにもかかわらず、企業の情報収集がうまくいかずに判断材料の不足に悩むという、いびつな状態となっていることが分かります。
以上から、オンライン選考がメインとなる現在、従来以上に企業の情報発信の重要さが増していることがうかがえます。学生側には十分に判断する時間が与えられているため、しっかりと自社の情報を伝えることができる企業にとっては有利になる状況といえるでしょう。

■選考が進むにつれて「対面形式」を希望する学生が増加
選考に関する質問では、「説明会」「1次面接」「2次面接以降(※最終面接を除く)」「最終面接」の各段階について、オンラインでの実施と対面形式での実施、どちらを希望するかを聞きました。

選考の段階が進むごとにオンラインの希望者が減り、対面形式を希望する人が増えています。特に最終面接になると、対面形式希望者の割合がオンライン希望を逆転しています。このことからも、学生が選考の中で企業のことを深く知ろうとしているのが分かります。

■「自由な働き方」や「安定」を求める傾向も強まる
就職活動に関する意識の変化についても質問したところ、37.1%の学生が「変化した」と回答。具体的には「安定した企業」「働きやすさに配慮がある企業」に就職したいという回答が目立ちました。新型コロナウイルスによる影響が長期化すると、この傾向はさらに強まる可能性があります。

今回の調査では、新型コロナウイルスによる学生の就職活動や学業への影響についてお伝えしました。国内最大のITエンジニア向け転職・就職・学習プラットフォームを提供する「paiza」では、今後とも各種サービスを通して、高い専門性を持つITエンジニアの成長および企業とのマッチングを支援してまいります。

■調査概要
「新型コロナウイルスによる学業・就職活動への影響調査」
調査期間:2020年12月3日〜16日
調査方法:インターネットによる調査
調査対象:「paiza新卒」をご利用中の2022年卒業予定の理系学生
有効回答数:105名

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